パソコン・ロマン

PCやIT関連のお役立ち情報をお届け

CPUの選び方を詳しく調べてみた。パソコンの頭脳とも呼ばれる重要なパーツ

CPUは、パソコンの頭脳とも呼ばれる重要なパーツです。CPUの性能によって、パソコン全体の処理速度や快適性が大きく左右されます。

1. 用途

まず、CPUを選ぶ前に、パソコンをどのように使うのか、用途を明確にすることが重要です。

  • 一般的な用途: インターネット閲覧、文書作成、動画視聴など
  • ビジネス用途: 表計算、資料作成、プレゼンテーションなど
  • クリエイティブ用途: 画像編集、動画編集、音楽制作など
  • ゲーム用途: 3Dゲーム、オンラインゲームなど

用途によって、必要なCPU性能は異なります。

2. コア数とスレッド数

CPUは、コアと呼ばれる処理单元で構成されています。コア数が多いほど、複数の処理を同時に実行することができます。

  • 一般的な用途: 2コア~4コア
  • ビジネス用途: 4コア~8コア
  • クリエイティブ用途: 6コア~12コア
  • ゲーム用途: 4コア~8コア

スレッド数は、コアが同時に処理できる命令の数です。スレッド数が多いほど、マルチタスク処理に有利です。

3. 動作クロック数

動作クロック数は、CPUの処理速度を表す指標です。動作クロック数が高いほど、1秒間に処理できる命令数が増えます。

  • 一般的な用途: 2.0GHz~3.0GHz
  • ビジネス用途: 3.0GHz~4.0GHz
  • クリエイティブ用途: 4.0GHz~5.0GHz
  • ゲーム用途: 3.5GHz~4.5GHz

動作クロック数だけでなく、コア数やスレッド数も考慮する必要があります。

4. TDP

TDPは、CPUの消費電力を表す指標です。TDPが高いほど、消費電力が高くなります。

  • 一般的な用途: 35W~65W
  • ビジネス用途: 65W~95W
  • クリエイティブ用途: 95W~125W
  • ゲーム用途: 65W~125W

TDPは、パソコンの冷却性能も考慮する必要があります。

5. メーカー

CPUの主なメーカーは、IntelAMDです。

それぞれメーカーによって、特徴や価格帯が異なります。

6. 価格

CPUは、パソコンの中でも高価なパーツの一つです。予算に合わせて、適切な性能のCPUを選ぶ必要があります。

7. ベンチマーク

CPUの性能を比較するには、ベンチマークスコアを参考にするのがおすすめです。

  • PassMark CPU Mark: 総合的なCPU性能を測定
  • Geekbench: シングルコア性能とマルチコア性能を測定
  • Cinebench: 3Dレンダリング性能を測定

8. おすすめのCPU

一般的な用途

ビジネス用途

クリエイティブ用途

ゲーム用途

9. 注意事項

  • CPUは、マザーボードとソケットが一致する必要があります。
  • CPUクーラーは、CPUのTDPに対応したものを選びましょう。
  • オーバークロックを行う場合は、CPU、マザーボード、電源ユニットなど、すべての部品が対応している必要があります。

10. まとめ

CPUを選ぶ際には、用途、コア数、スレッド数、動作クロック数、TDP、メーカー、価格などを考慮する必要があります。ベンチマークスコアを参考にするのもおすすめです。