マザーボードは、パソコンの基盤となる重要なパーツです。CPUやメモリ、ストレージ、拡張カードなど、様々なパーツを接続し、全体の動作を統括します。そのため、自作PCにおいては、マザーボード選びは非常に重要です。
ここでは、マザーボードの選び方を、初心者向けに詳しく解説します。
1. 使用するCPUに合わせたソケットを選ぶ
マザーボードを選ぶ最初のポイントは、使用するCPUに合わせたソケットを選ぶことです。CPUソケットとは、CPUをマザーボードに設置する部分の名称です。CPUメーカーやモデルによって、ソケットの種類が異なるため、互換性を確認する必要があります。
例えば、Intel Core i9-12900K CPUを使用したい場合は、LGA 1700ソケットに対応したマザーボードを選ぶ必要があります。
2. チップセットを選ぶ
チップセットは、CPUと各パーツ間のデータ転送を管理する役割を持つ重要なパーツです。チップセットによって、搭載できる機能や拡張性が変わってきます。
Intelの場合
- Z690: ハイエンド向け。オーバークロックや多様な拡張性を求めるユーザー向け。
- H610: エントリー向け。基本的な機能のみ搭載。
- B660: ミドルレンジ向け。バランスの良い機能性と価格帯。
AMDの場合
- X570: ハイエンド向け。オーバークロックや多様な拡張性を求めるユーザー向け。
- B550: ミドルレンジ向け。バランスの良い機能性と価格帯。
- A520: エントリー向け。基本的な機能のみ搭載。
3. フォームファクターを選ぶ
マザーボードには、ATX、microATX、Mini-ITXなどのフォームファクターと呼ばれるサイズ規格があります。
使用するケースや、拡張する予定のカード類などを考慮して、適切なフォームファクターを選びましょう。
4. 必要な機能を確認する
マザーボードには、以下のような様々な機能が搭載されています。
- オンボードサウンド: サウンドカードを別途購入せずに、音声を再生・録音できる機能。
- オンボードLAN: ネットワークに接続するための機能。
- M.2 SSD: 高速なストレージであるM.2 SSDを搭載できるスロット。
- USB 3.2 Gen 2: 高速なデータ転送速度を実現するUSBポート。
- PCIe 4.0: 最新規格の拡張スロット。
自分の用途に合わせて、必要な機能が搭載されているマザーボードを選びましょう。
5. 価格と評判を比較する
マザーボードは、数千円から数万円まで幅広い価格帯で販売されています。機能や性能だけでなく、価格も考慮して選ぶことが重要です。
また、購入前にレビューや評判を参考に、安定性やサポート体制なども確認しておきましょう。
6. おすすめマザーボード
以下は、用途別のおすすめマザーボードです。
ゲーミング向け
クリエイティブ向け
コストパフォーマンス重視